Core Web Vitalsの指標が変わる!?新たな指標「INP」ってなに?
- 投稿日:2023.06.20
- 風俗SEO
2020年に発表、2021年に導入され、今もなおユーザビリティの指標のひとつとして重要である指標が「Core Web Vitals」です。
Core Web Vitalsは導入当初から多くのSEO技術者たちの注目を集めるほど話題性のある新指標でした。
導入からかれこれ2年が経ち、3年目を迎える2024年から、Core Web Vitalsの指標が少し変わってしまいます。
今のうちに、何がどう変わってしまうのかしっかりと把握して対策を考えておきましょう。
Core Web Vitalsを復習
まずCore Web Vitalsについて簡単におさらいしておきましょう。
Core Web Vitalsについては当ブログでも過去にご紹介しておりますので、詳しくはそちらの記事を確認してください。
各項目を簡潔に説明するとこのようになります。
- LCP:ブラウザの表示範囲内で、最も大きなコンテンツが表示されるまでの時間
- FID:ページ内で最初にアクションを行った際、ブラウザがそれに反応するまでの時間
- CLS:ユーザーが意図しないレイアウトのズレがどれぐらい発生したか
さて、これらの何が変わってしまうのでしょうか。
新指標「INP」が加入し「FID」が廃止される
Core Web Vitalsの指標のひとつ「FID」が2024年以降廃止されます。
そして「FID」の項目がなくなってしまう代わりに、新指標「INP」が新たにCore Web Vitalsの指標として導入されます。
では「INP」とはいったいどのような指標なのでしょうか。
「INP」とは「Interaction to Next Paint」の略で、日本語に訳すと「操作反応時間」という意味になります。
「FID」も操作(アクション)に対してブラウザが反応するまでの時間という意味合いでは何も違いはないように感じてしまいますよね。
しかしこの2つには大きな違いがあります。
FIDの場合、最初に行った操作だけが測定の対象でしたが、INPの場合、ユーザーがページを利用している間に発生するすべての操作に対して測定を行います。
これは大きな違いになる可能性があります。
たとえば、99%のユーザーがトップページから流入するサイトがあったとします。
この時、ユーザーがトップページから何らかの操作を行った瞬間にFIDが計測されます。
今までは、この操作に対しての反応時間さえ短ければ、FIDの項目では良い結果となっていました。
しかし、その次にユーザーが行った操作も、それからサイトを閉じるまでに行った操作の全てが計測の対象となるのがINPです。
もしもこのサイトが、トップページだけ操作性が非常にスムーズなもので、ページが切り替わると画像コンテンツが多すぎて操作ができないというような状態だった場合、INPのスコアは悪くなってしまう可能性が高いのです。
もちろん、このようなサイトは少ないかもしれません。
しかし項目が変わってしまったことで、サイト自体の操作性に関して新たに考え直す必要があるサイトはあるはずです。
INPの導入開始は2024年3月と予定されています。
この機会にぜひサイト自体の操作性について見直してみてはいかがでしょうか。
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