アフィリエイトサイトであることをGoogleに隠すべき?
- 投稿日:2020.03.27
- 風俗SEO
少し前に遡りますが、Googleが【rel=”sponsored”】というタグについて話していたことを覚えていらっしゃいますでしょうか。これはrel=”nofollow”属性の扱いをGoogleが変更したことを発表するものでした。
rel=”nofollow”はGoogleがこれまでランキング要因として利用していなかったリンクであるということはご存知でしょう。Googleは”nofollow”属性のリンクに対しては必ず従ってきたと宣言しており、ランキング要因には加味していなかったのです。
しかし、今後はnofollow属性のリンクであっても評価対象になることがあるケースがあるとし、その時に新たにサポートしたのがrel=”sponsored”です。
そもそもrel=”sponsored”とは?
そもそも”sponsored”属性とはどのようなものなのか、おさらいしておきましょう。rel=”sponsored”はリンクの対価として何かを受け渡す場合に使われます。たとえば、お金を使って掲載する広告、スポンサーバナー、商品を無料提供して広告型の記事を作成してもらうなどなど…何かしらの対価が発生する場合は、”sponsored”属性のリンクが必要になるのです。働き自体は”nofollow”属性と全く同じです。
ランキング要因として加味されるわけでもなく、PageRankも渡しません。
時を同じくして発表されたのがもう一つの”ugc”属性です。この”ugc”属性も働きは”nofollow”や”sponsored”と同じ。ですが、”sponsored”と異なり、”ugc”はユーザー精製型のコンテンツに対して使用するものです。
さて、これらの属性がなぜ発表されたのか?これは上述した”sponsored”や”ugc”の属性を有するタグが、Googleに評価される可能性があるということでした。今までは”nofollow”によって一律PageRankを渡さない、ランキング要因に加味しないという「命令」に従ってきたものを、今後は「ヒント」として捉えるということに変更したのです。
ただし、それを判断するのはGoogleのアルゴリズム。PageRankを渡すようなものではない、ランキング要因として加味するものではない、とGoogleが考えればそこまでです。ただただ可能性があるというだけなのです。
Googleはアフィリエイトサイトを嫌っているのか?
少し長くなりましたが、覚えていましたか?この発表後、以下のような話がチラホラと現れるようになりました。
金銭がかかわる、いわゆる本来”sponsored”のリンクを淘汰するためではないか?
アフィリエイトサイトの駆逐のためではないか?
じゃあアフィリエイトサイトであることを黙っておかないといけないのでは?
Googleが実際にどう思ったのかは分かりませんが、この発表後から「アフィリエイトサイトをGoogleは嫌っている」という認識が広まってしまったのです。
そこで今回、Googleのジョン・ミューラー氏はTwitterで以下のようにコメントしました。
なぜか、検索エンジンがアフィリエイトを嫌っているから、アフィリエイトサイトであることを隠そうとする一般的な認識が広まっているようだ。
問題なのは、粗悪なアフィリエイトサイト(ウェブスパムのアフィリエイトサイト)が存在していることだ。どうやってサイトが収益化しているのかなんて、本質的には関係のないことだ。
つまり、Googleはアフィリエイトサイトが嫌いだ、という認識は誤認なのです。アフィリエイトサイトであることをGoogleに隠す必要などないわけです。
ガイドライン違反にならないようにするためには?
そしてアフィリエイトサイトのリンクがガイドライン違反にならないようにするためにどうすればいいのかも提案してくれています。
- Rel=”nofollow”またはより具体的な属性をaタグに追加する
- Robots.txtによって検索エンジンからブロックされる中間ページにリンクをリダイレクトする
このどちらの方法であっても問題ありません。Googleはアフィリエイトサイトだからといって嫌っているわけではありません。粗悪なウェブスパムのようなリンクを嫌っているだけです。これは昔も今も変わりません。もちろん、アフィリエイトサイトと関係性があるかどうかも関係ありません。
(ウェブスパムをしているのは問題ですよ!)
Googleの提案をきちんと受け止めて、新しくできた属性をしっかり利用していきましょう。
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