Google検索で最近特に増えているのが「動画」関連のコンテンツではないでしょうか。
以前よりも動画関連のコンテンツは検索上位に食い込むことが増えています。
たとえば、Instagramのリール動画、YouTubeの動画（ショート動画）、TikTokの動画など、様々なキーワードで検索結果に表示されるようになりました。

そもそも動画に関してGoogleがどのように理解しているのか、Search Off the Recordにて説明していたのでご紹介します。
動画を実装しているウェブサイトにとっては大事な内容なので、しっかり覚えておきましょう。

Googleが動画を理解するために使っている４つの方法

１．音声のテキスト化

ひとつ目は、動画の音声を抽出してテキスト化しています。
テキスト化さえすれば、Googleが動画の内容を理解することは簡単なはず。
これが適切にできていなければ、ユーザーにとって最適な検索結果を表示することなど不可能なはずですし、インデックスすべき高品質なコンテンツの基準なんかも打ち出せません。

YouTubeを例にすると、動画画面の右下側に「字幕」という機能があります。
この機能を使うと自動的にテキストが表示されます。
しかしこの機能、実際使ってみるとわかりますが、かなり微妙。
複数の人間が同時に話しだすと読み込めないことが多いですし、話し手の滑舌や、話すスピードにかなり左右されます。
特に日本語はかなり難解な言語ですから、まだまだ音声のテキスト化に関しては不安定なのかもしれません。

２．動画内のテキスト

Googleは動画内のテキストも理解しています。
音声のテキスト化に関してはまだまだ不安定かもしれませんが、こちらはほぼ確実にできていると思います。
たとえば、画像内のテキストをGoogleが理解できていることはご存知かと思います。
映像であってもこれは同じだと言えます。
動画内のテキストとは「テロップ」がそれに該当します。

３．映像として映っているモノ

動画内に映っているモノもGoogleは動画の理解に使用しています。
人間はもちろん動物、机、椅子、食べ物などさまざまなモノを理解しています。
Google搭載のスマートフォンを利用したことがある方なら分かると思いますが、被写体として映したものが何かを検索する機能があります。
いわゆる「Googleレンズ」の機能ですね。
これができるということは、映っているモノが理解できているというのも分かるはずです。

４．構造化データ

Googleは動画の構造化データを利用しています。
構造化データマークアップをすることで、この動画がどういったものなのか、ユーザーにとってどう役立つのかを説明することができます。
これは動画以外でも同じことですよね。

まとめ

以上、４つの項目がGoogleの動画理解に使用されています。
もしかすると他にもあるかもしれませんが、Search Off the Recordではこれらが説明されていました。
動画の検索順位に繋がるかどうかは別として、Googleの動画理解に役立つためにできることはこれらの内容から分かります。

たとえば、動画内のテキストとしてテロップを付けることはもちろん、滑舌よく丁寧に話すことは音声のテキスト化に対して有効でしょう。

映像をしっかりピントを合わせて注目させることも大事ですね。
構造化データマークアップはもちろん必要です。
Googleに適切に理解してもらうためにも、できる対策はしっかりと行いましょう。