ダイナミックレンダリングは非推奨!SSRや静的レンダリングで対応しよう!
- 投稿日:2022.09.27
- 風俗SEO
今から4年前の2018年、Googleはダイナミックレンダリング(Dynamic Rendering)に関する技術ドキュメントを公開しました。
ダイナミックレンダリングは、JavaScriptを多用したページのクロールやインデックスに非常に有効な手段だったので、当時導入を急いだ方も数多くいらっしゃるのではないかと思います。
しかし2022年になり、Googleはダイナミックレンダリングについて回避策であり「非推奨」であることを明言しました。
JavaScriptとクローラーの歴史
まずはダイナミックレンダリングについて簡潔に説明しましょう。
Googleのクローラーなど、検索エンジンやクローラーはJavaScriptをうまく読み込むことができません(読み込めないわけではないが時間がかかる)。
基本的にユーザーとクローラーは同一のコンテンツやURLを認識する必要がありますが、検索エンジンやクローラーの技術的にJavaScriptの読み込みが難しいとなると、せっかくユーザーにとっていいサイトを作っても検索エンジンに評価されることはありません。
そこで、クローラー専用のHTMLファイルを作成して、プレレンダリング(あらかじめ別の形で読み込ませる)させることで、正しく評価することができます。
これがダイナミックレンダリングという手法です。
さらに詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
ダイナミックレンダリングのおかげでたくさんのサイトが正しく評価を得ることができるようになりました。
しかしGoogleはこの技術を導入した後の2019年、ダイナミックレンダリングは一時的な回避策としての手法であり、最終的にはSSR(サーバーサイドレンダリング)の実装を推奨していました。
SSRは、JavaScriptをサーバー側で処理することができる技術で、クローラーがJavaScriptを読み込む必要がありません。
そしてさらにサーバー側でJavaScriptを処理することができるということは、ユーザー側でもそのJavaScriptを実行しなくても良いということなので、ページの表示速度向上にも役立つというものです。
しかしその反面、技術的に大掛かりな導入コストがかかるという問題もありました。
Googleの技術ドキュメントが更新された
SSRが推奨された時(2019年)には既に、ダイナミックレンダリングがただの回避策であることはGoogleが明言していましたが、非推奨であるとは言っていません。
しかし2022年になり、Googleがダイナミックレンダリングの技術ドキュメントに変更を加えました。
更新された内容の要点は以下の通りです。
ダイナミックレンダリングは回避策であり、JavaScriptで生成されるコンテンツの問題に対する長期的な解決策ではありません
ダイナミックレンダリングは回避策であり、推奨される解決策ではありません
このようにGoogleは推奨していない解決策であると明言したのです。
ダイナミックレンダリングを実装している場合は対策を!
今、ダイナミックレンダリングを実装しているサイトはなるべく早いタイミングで別の方法に切り替えることが必要だと言えます。
先述したSSRを筆頭に、静的レンダリングやハイドレーションといった方法があります。
今の時点ではただ「非推奨」とGoogleが言っているだけですが、そのうちSSRが当たり前の時代になった時、Googleはこれを禁止する可能性もあります。
そうなった時に手遅れにならない様、早めに解決しておく方が良いでしょう。
LATEST ARTICLE
最新記事