Googleは今年2回目のコアアップデート（コアアルゴリズムアップデート）を発表しました。
今回のコアアップデートはGoogle検索セントラルのTwitterにて発表されています。

Today we released the September 2022 core update. We’ll update our ranking release history page when the rollout is complete: https://t.co/sQ5COfdNcb

— Google Search Central (@googlesearchc) September 12, 2022

太平洋時間9月１２日（日本時間9月１３日）よりロールアウトが開始されました。

しかし最近アップデートに関する情報がかなり多い気がしますよね。
それもそのはず。最近になってGoogleはアップデートに関する情報をいくつか発表しています。
今回のコアアップデートに関してはまだ展開されたばかりで変動情報もありませんが、それを含む３つのアップデートについてご紹介します。

September 2022 Core Update

まずは直近で発生したコアアップデートについて紹介しましょう。
コアアップデートはご存知の通り、検索アルゴリズムを見直すアップデートです。

アップデートの目的

コアアップデートの場合、どのようなアップデートを行うかということは分かりません。
ただし大前提として、ユーザーのために検索結果をよくすることが目的です。

実施期間

ロールアウト開始からだいたい2週間程度で完了します。
日本時間9月13日～9月27日ごろまでと考えておくと良いでしょう。
ロールアウト完了の報告はおそらくあると思います。

対策

コアアップデートの内容が分からない以上、対策方法は特にありません。
ただし、Googleのコアアップデートに関するドキュメントにはコンテンツの見直しに関する情報がたくさん記載されているので、それを参考にコンテンツを作っていくことが必要です。

コアアップデートに関してはこちらの記事でも説明しています。

Googleが公開した「コアアップデートについて知っておきたいこと」

Helpful Content Update

続いて、今月リリースされたHelpful Content Updateについて説明します。

アップデートの目的

ユーザーにとって有益なコンテンツを高く評価することが目的。
検索を意識しただけのコンテンツがまだ多く表示されていることが原因です。

実施期間

太平洋時間8月25日～9月9日

対策

「ユーザーにとって有益なコンテンツを高く評価する」ということが目的なので、そういったコンテンツを作成することこそが対策となります。
検索結果で上位表示させるために、無駄に検索キーワードを盛り込んだり、他のサイトのコピーをしているようなコンテンツになっていないか確認すると良いでしょう。

備考

ただし、現時点では日本語は対象外のアップデートです。
もちろん今後日本語でのリリースもあると思いますので、しっかり対策しておきましょう。

Helpful Content Updateに関して詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

先日ロールアウトが完了した「Helpful Content Update」ってなに？

Product Review Update

最後はProduct Review Updateです。
このアップデートは2021年にも実施されていますが、近々行われることが分かっています。

目的

商品のレビュー（評価）コンテンツとして、内容が濃いものを評価することが目的です。
内容が薄いものやコピーされたようなレビューより、きちんと書かれたものの方がユーザーのためになることは間違いありません。

実施期間

実施期間は未定ですが、近日中に行われることが発表されています。

対策

独自の見解や分析、あるいは他の製品との違いなどを説明しているような内容が濃いものに絞って表示するなど、レビューコンテンツの管理によって対策するほかありません。

備考

ただし、現時点では日本語は対象外のアップデートです。
このアップデートも日本語が対象になることはじゅうぶん考えられるため、しっかり対策しておきましょう。

ユーザーによって生成されるコンテンツ（UGC）の管理に関しては、こちらの記事を参考にしてください。

「UGC」は宝の山！適切な管理で有益なコンテンツに！

まとめ

ご紹介したように３つのアップデートが行われます。
日本だけでいえば今は、Helpful Content UpdateとProduct Review Updateは関係ありません。
しかし、近い将来、日本語がその対象になることは間違いありません。
他人事だとは思わず、Googleが行うすべてのアップデートに対する知見を深め、運営するサイトのコンテンツもアップデートしましょう。