コアウェブバイタルの3つの要素の1つであるCLS(Cumulative Layout Shift)の定義が変更されます。

コアウェブバイタルの3つの要素

過去にも紹介させていただきましたが現在のコアウェブバイタル(Core Web Vitals)の3つの要素とは下記となります。

 

 

2021年06月中旬から段階的にロールアウトされるページ エクスペリエンス アップデートに向け、このうちの1つCLSの定義が今回変更されるとのことです。

変更されるCLSの定義とは?

気になるCLSの定義がどのように変更されるか説明していきます。

 

これまでのCLSの定義は上記でお伝えした、「ユーザーが意図せぬレイアウトシフト(レイアウトのズレ)がどれぐらい発生したか」となります。
この「どれぐらい発生したか」はすべてのレイアウトシフトが含まれます。

 

変更後の定義のもとでは、【Session Window(セッション ウィンドウ)】という概念が追加されます。

Session Windowとは?

Session Windowとは簡単に言うと、レイアウトシフトをグループ化した単位となります。
一般的にレイアウトシフトは1度ではなく、何度も発生します。
その発生した複数のレイアウトシフトをいくつかにまとめてグループ化したのがSession Windowとなります。

どうのようにグループ化するのか?

発生したレイアウトシフトとレイアウトシフトの間隔が1秒空いた際に新しいSession Windowにグループ化されます。
1秒未満の間隔でレイアウトシフトが発生し続けた場合、あくまでそれらのレイアウトシフトは1つのSession Windowグループという扱いとなります。

 

また、Session Windowは時間制限が設定されており、CLSの算出に用いるのは最大5秒となります。
最大5秒の制限のSession Windowの中で発生したレイアウトシフトを累積しスコアを出します。
スコアとして実際に用いられるのは、最も大きな累積レイアウトシフトを持ったSession Windowのスコアとなります。
それ以外のSession WindowのレイアウトシフトはCLSのスコアには含まれません。

 

今まではセッション中のすべてのレイアウトシフトがCLSのスコアに含まれましたが、新しい定義のもとでは最も大きなレイアウトシフトを発生させたSession Windowのみが、CLSの最終スコアに影響することとなります。

CLSの定義の変更はサイト管理者にプラス?マイナス?

Googleによると、新しい計測方法のCLSのもとでは下記のような変化が見られるとのことです。

 

 

現状ではCLSの定義変更はサイト管理者にとってプラスの更新だと言えるでしょう。
Core Web Vitalsは最近になって発表されたものなので今後もこういった変更はあり得ると考えられます。
最新の情報に目を向け、アンテナを張っておくてことが大事です。