【Googleが方針転換】MFIベストプラクティスはレスポンシブ!
- 投稿日:2017.09.20
- 風俗SEO
SEOを追っている人がモバイルファーストインデックス(以下:MFI)と聞いた時、真っ先に「いつになっても導入時期が告知されない…」という事を思い浮かべるでしょう。
このMFI導入について、Googleから新たな情報共有が行われました。
レスポンシブデザインを推奨
2017年8月に【ISM Spin-off #2】というGoogleの中の人が語るイベントが催され、このイベント内でGoogleのゲイリー・イリェーシュ氏は、MFI関連の新方針としてレスポンシブデザインを強く推奨しました。
推奨の理由について順を追って説明します。
MFI実装遅れ
そもそも何故これほどまでに「実装の遅れ」が生じているのでしょうか?その理由は簡単に言うと下記の通りです。
今すぐMFIを導入したら順位の大変動が発生するから
GoogleはMFI実装で大きな混乱(順位大変動)を起こしたくないと考えています。ですが現状、下記のようなMFIに向けた準備が出来ていないサイトが非常に多いとGooleのテストで判明しています。
問題点
- パソコン向けページとモバイル向けページでコンテンツ差異が大きい
- メタデータの設定がしっかり行われていない
- 画像、動画、などモバイル向けページのケアが出来ていない
- 構造化データがパソコン向けページだけにある
そのためGoogleは、MFI一斉導入は現実的ではなく段階的な導入になるだろうと伝えています。導入方法についてはオプトイン・オプトアウト(同意制)にする検討もあるようです。確定したらサーチコンソール等を通し告知されると考えられますが、現状ではまだ検討段階となっています。
このように「MFI実装で問題が起こってしまうサイト」は世界中にあります。レスポンシブデザインのサイトが推奨される理由は、この問題に対して明確な強みがある為です。
Googleの方針転換からみる今後
今までGoogleは「動的配信」「別々のURL」「レスポンシブ」どれでもMFI実装に際し問題ないと伝えてきましたが、この問題を受けて、パソコン向けページとモバイル向けページで差異が発生しないレスポンシブデザインがベストであると考えるようになったのです。
デザインは違えど同じHTMLを配信するレスポンシブデザインでは、MFIで発生する多くの問題に対して「面倒な変更をする必要性がない」という点で利便性が高くなります。
レスポンシブ以外のサイトも、しっかりMFIに向けた準備をすれば問題はありませんが、今後サイトのリニューアルを考えていたり、MFIの準備で大きな課題に直面しているサイトでは、これを機会にレスポンシブデザインへの切り替えも視野に入れてみてはどうでしょうか。
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