コンテンツの制作をするにあたって考えるべきことはたくさんあります。
しかし特に大事なことは「この記事を読んだユーザーの悩みの解決に役立つかどうか」ではないでしょうか。
つまり、ページを制作する側ではなく読む側の立場に立った時、そのコンテンツが役に立つかどうかを考えなければならないのです。
でもそれは難しいのでは？と思っている方はぜひ「検索品質評価ガイドライン」を読んでみてください。
今回はアップデートされたGoogleの検索品質評価ガイドラインについて紹介します！

検索品質評価ガイドラインってなに？

検索品質評価ガイドラインとは、Googleが採用した外部評価者が検索結果の品質を評価するためのマニュアルです。
Googleが採用した外部評価者が特定のサイトを実際に訪問して、その品質を評価します。
そして、その際の評価基準として使用されているのがこの「検索品質評価ガイドライン」なのです。

「検索品質評価ガイドライン」

今までにも検索品質評価ガイドラインは何度もアップデートが行われています。
そのひとつが「E-E-A-T」。
当サイトのブログでも何度も紹介していますが、E-E-A-Tはこの品質評価ガイドラインにて紹介されている内容です。
E-E-A-Tに関する記述は2022年の12月、ここから約1年間更新されることはありませんでしたが、ついに更新されました。

どんな内容が追加された？

実際、今回のアップデートで何かが大きく変わったというわけではありません。
ですが、より具体性のある内容が追加されています。

Rating Result Blocks（評価結果ブロック）

「Needs Met（ニーズ充足度）」の評価をする際、「ウェブ検索結果ブロック」と「特殊コンテンツ結果ブロック」を両方考慮するということが明記されています。

ウェブ検索結果ブロックとは、簡単に言えば検索結果で表示される基礎的なコンテンツのこと。
タイトルリンクやURL、ランディングページのテキスト（description）などの基礎的なもの。
これに対し、特殊コンテンツ結果ブロックとは、検索結果上に「計算ツール」「動画」「画像」など基本的なコンテンツではない部分のことです。

●Many Types of Helpful Results（多種多様な役立つ検索結果）

さまざまな種類の結果を検索結果に表示することが、さまざまなキーワードにとって役立つ可能性があることを評価者に認識してもらうための項目が記載されていました。

我々ウェブマスターとしては、検索結果がかなり多様化していることはもはや当たり前ではありますが、先んじてお話ししたように検索品質評価ガイドラインはそもそも外部評価者のためのものですから、ここが明記されている必要は確かにありますよね。
ここに記載されている内容としては、キーワードに対して「妥当な解釈」と「意図に対して役立つ結果」のどちらにも高い評価を与える必要があると記載されています。

まとめ

コンテンツを制作するにあたって意識しなければならないのは、ユーザーの悩みを解決できるコンテンツになっているかどうか。
今回のアップデートでは大幅な内容改定はありませんでしたが、より具体的に記載されたことで、Googleがどのようなポイントを意識してランク付けしているのか理解しやすくなったと言えるでしょう。

品質評価ガイドラインは外部の評価者が目で見て判断するための基準が記されているのですから、間違いなくコンテンツ制作において有用な資料といえます。
自分の運営するウェブサイトが評価基準を満たしているか客観視してみてはいかがでしょうか、