SEOとリンク~WikiPediaのリンクに意味はあるのか?~
- 投稿日:2020.08.29
- 風俗SEO
「SEOで順位を上げる」と言われると、多くの方が真っ先に思い浮かぶのは
- コンテンツの質を上げる
- 被リンクを集める
この2点ではないでしょうか。
事実、この2つが重要であることは間違いありません。
しかし同時に、「コンテンツの質を上げるのは難しい」「被リンクならSEO業者に任せられるのではないか?」と多くの方が思うのではないでしょうか。
確かにそうですよね。
『コンテンツの質を上げる』という非常に抽象的な命題を解決する手段は手探りになってしまうので誰もが難しく感じてしまいます。
『被リンクを集める』ということはむしろ具体的に感じてしまうかもしれませんね。
そして「被リンクを集める」というだけであれば、だれもが簡単にできてしまいます。
たとえばWikiPedia。
誰もが編集の権限を持つWikiPediaなら自分のサイトにリンクを送ることだって可能ですよね。
でも、これって本当に効果があるのでしょうか。
Googleの考え方
WikiPediaからのリンク効果を知ってもらう為には、Googleの考え方を知ってもらう必要があります。
少し昔話をしましょう。
1996年、スタンフォード大学の博士課程に在籍していた、ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンによってGoogleの歴史が始まりました。
当時は、今のような検索ランキングなどはなく、検索キーワードがそのウェブページに登場する回数によって各ページをランク付けしていました。
そこに疑問をもった2人は、当時では革新的な2つの評価軸を用いて評価することにしたのです。
それが「そのサイトへのリンクを貼っているウェブページの数」と「そのウェブページの重要性」です。
彼らはこれらを『ページランク』と名付けました。
さて、もうお気づきでしょうか。
これが今現在も残る検索ランキングアルゴリズムの考え方であり、SEO、つまりその対策のための考え方の根本なのです。
リンクがなぜ重要なのか
「そのサイトへのリンクを貼っているウェブページの数」と「そのウェブページの重要性」これらは相互関係にあります。
つまりは、リンクを貼るということは、そのページを自分以外の皆(他者)にも知ってもらいたいということが理由となるはずです。
友人からメールで「おもしろいブログってない?」「おすすめのYoutuberいない?」と言われたら、メールにURLを貼り付けませんか?
私たちは良いトピックスや他人に知ってもらいたいものに対して、自然とウェブサイトのリンクを使っているのです。
それは要するに『評価が高い』=『質が高いコンテンツ』を指すのです。
これがラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンがページランクという評価軸を考えるに至った理由の一つです。
そして現在。
「ページランク」の考え方の根底は変わりませんが、評価基準は徐々に変わっています。
たとえば、当時は単純に「リンクの数」で評価していましたが、今は違います。
今は技術の発達により、良いリンク・悪いリンクの判断をすることができるようになりました。
悪いリンクとはつまり、ただ取って付けただけの何の意味もないリンク=ユーザーにとって何のためにもならないリンクです。
「リンク数」が評価軸になることを逆手に取り、意味のないページに対して大量のリンクを付けることでページの評価を高めることができた為、こういった悪質な行為が流行しました。
今ではGoogleはこれを「スパム行為」として禁止しています。
WikiPediaのリンクに効果はない!?
さて、本題に戻し、WikiPediaのリンクについて考えてみましょう。
WikiPediaのリンクに効果があるのかどうか、という点を考える時、関連性の高いページであればそれらが有効に働く可能性はあるでしょう。
ただし、SEOでよく言われる「リンクパワー」という点においては享受できません。
「nofollow」というタグが組み込まれているためです。
今回はその技術的な話はさておき、前述したような考えをもとにすれば、WikiPediaを利用するユーザーがそのリンクに価値を見出し、関連性が高いと判断すれば「効果がある」と考えることができるかもしれません。
そして、ここまで読んでいただいた方なら、関連性がないページにランダムにリンクを貼り付けたりすることに意味がないことも分かるはずです。
そうです。サイトオーナーの自分たちでもSEO対策が簡単にできると思い、WikiPediaにペタペタとリンクを貼っても、何の意味もなく、むしろスパム行為としてペナルティの対象となる可能性を高めるだけなのです。
今回の記事のまとめ
- 「ページランク」とは「そのサイトへのリンクを貼っているウェブページの数」と「そのウェブページの重要性」という考え方から生まれた
- WikiPediaからのリンクに効果がある可能性はある
※ただしWikiPediaからのリンクには「nofollowタグ」が組み込まれているのでリンクパワーは享受できないと考えられる - 意味のないリンクを大量につくっても『スパム行為』と認定される可能性があるので、WikiPediaを使って意味のないリンクを量産してはいけない
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