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Google、自然言語処理技術「BERT」を検索システムに導入

  • 投稿日:2019.11.19
  • 風俗SEO
会話をする人々

Googleは「BERT」と呼ばれる自然言語処理技術を検索システムに導入したことを発表しました。この技術を導入したことによって検索クエリをより正確に理解することができるようになります。
アメリカの英語検索ではすでに導入済みとなっており、今後は他の言語にも随時導入していく予定となっています。
強調スニペットなどに対してもBERTは利用されていて、現時点で20数か国で機能しています。

 

 

自然言語処理技術「BERT」とは

私たちが普段検索エンジンで何かを調べる時、無意識のうちに検索用の言葉を入れているはずです。
たとえば、「新宿にある高級な風俗に行きたい」と思った時、そのままの言葉を入力して調べることはしませんよね?ユーザーは検索クエリとして『新宿 風俗 高級』や『新宿 高級風俗店』などといった検索クエリで調べることでしょう。
これは私たちが経験として「普段利用している言葉で検索しても、欲しい情報が返ってこない」ということを理解しているからです。

 

BERTとは、 “Bidirectional Encoder Representations from Transformers” の頭文字をとった略語であり、自然言語処理の技術のことです。
自然言語とは上述したような「新宿にある高級な風俗に行きたい」という私たちが他人と会話するときに使用する言語のこと。Googleはこの技術を開発したことによって、このような自然言語を処理する能力を飛躍的に向上させる結果となりました。

 

 

BERT導入後の検索結果

Googleの公式アナウンスで取り上げられている、旅行者のビザが必要かどうかを問うクエリについてご紹介します。

 

2019 brazil traveler to usa need a visa

 

この検索クエリには「2019年にアメリカへ行くブラジルの旅行者はビザが必要か?」という意図があります。このうち『to usa』、つまり『アメリカへ』と訳される箇所が問題でした。
従来の検索結果は『to』の部分が解釈されず、「アメリカの市民がブラジルへ行くためにビザが必要か?」という検索結果ページを返していました。

 

しかし、BERT導入後、この検索クエリの意図を解釈することで適切な結果が返されるようになりました。これは公式アナウンスに記載されている例の一部であり、他にもこのように検索結果ページがきちんと表示されるようになった例があります。
ご興味がある方はぜひご一読ください。

 

 

BERTの日本語対応はいつから?

BERTの日本語対応はまだ明言はされていません。

 

  • 英語での検索でまずはしっかりと効果を確かめて評価を入念に行うことでデータを十分に集める。
  • 他の言語に展開するためには十分にトレーニングが必要である。

 

上記のようにGoogleは明言しているため、日本語対応はまだ少し先になるかもしれません。しかし、日本語検索にBERTが導入されたとしても、コンテンツを読みやすく分かりやすいものにすることに変わりはありません。
自分の管理するウェブサイトのコンテンツを今一度確認してみてください。

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