Googleがコンテンツの品質を評価する際に基準にする「検索品質評価ガイドライン」はご存知でしょうか。。
これはGoogleが採用した外部評価者が検索結果の品質を評価するために設定したガイドラインです。
このガイドラインの内容を熟知して、コンテンツを作成することが最大のSEO効果を生み出すと言っても過言ではありません。
そんな重要な検索品質評価ガイドラインですが、最近になって更新されたことが話題になっています。

検索品質評価ガイドラインの肝「E-A-T」をおさらい！

検索品質評価ガイドラインには様々なことが記載されていますが、その中でも特に注目されている内容が「E-A-T」でした。
「E-A-T」は、Googleがウェブサイトやページの品質を評価する際に使用する評価の軸になるものです。
「E-A-T」はExpertise（専門性）、Authoritativeness（権威性）、Trustworthiness（信頼性）の３つから成り立つ概念であり、Googleはこれを大事にしています。
それぞれの内容を簡単に振り返ってみましょう。

Expertise（専門性）

ウェブサイトやそのページのコンテンツがその業界に精通した知識をもっているかを問われます。（必ずしも「専門家」である必要はない）

Authoritativeness（権威性）

ウェブサイトやそのページのコンテンツ作成者がその業界でどれほど認められている存在かを問われます。

Trustworthiness（信頼性）

ウェブサイトやそのページのコンテンツが信用できるものかどうかが問われます。

E-A-Tの３つの指標はもう古い！？

この「E-A-T」が2022年12月に更新され、非常に話題になっています。
その理由は「E-A-T」に新たに「E」が追加され、「E-E-A-T」になったからです。

引用元:General Guidelines

今回新たに追加された「E」はExperience、つまり「経験」「体験」ということです。
たとえば、風俗店で遊んだこともない人がその経験談を話しても、それは嘘になりますし、きっと内容も薄く、深く追求されると答えられないでしょう。
しかし実際に風俗を体験した人であれば事細かに説明できるはずです。
もちろん質問者が深く追求しても答えられるはずです。
この差が新たに追加された「Ｅ」、「Experience（経験）」なのです。

実は「Trustworthiness」も変わっていた！

新たに「E-E-A-T」となったものの、このうちの「T」つまり「Trustworthiness（信頼性）」に関しても若干の変更があったのでお話しておきましょう。
内容に変更があったわけではなく、信用性が大事という点に関しては同じなので安心してください。

何が変わったか、ということですがGoogleの解釈が変わりました。
今まではExpertise（専門性）、Authoritativeness（権威性）、Trustworthiness（信頼性）のそれぞれに順位や序列、上下関係などはありませんでした。
しかし今回新たな指標として、Experience（経験）が追加されたことで少し変わりました。
Experience（経験）、Expertise（専門性）、Authoritativeness（権威性）の３つの要素の上に「Trust（信頼）」がある、という風にGoogleは解釈しています。
これによってそのコンテンツが信用に足るものか、ということが今後は特に重要になりそうです。

まとめ

Googleの検索品質評価ガイドラインに新たに「Experience（経験）」が追加されましたが、昨今のGoogleのアップデートのひとつである「Helpful Content Update」を思い返せば、この項目が追加されたことに納得がいきます。
「Experience（経験）」のないコンテンツは、独自性が無く内容の薄いコンテンツになってしまうため、ユーザーのためになるコンテンツではないと言えます。
必ずしもテキストである必要はありません。
画像でももちろん大丈夫でしょう。
ユーザーが「この人は実際に体験した人だ」と把握できるならそれで問題ありません。
この機会に今一度コンテンツを再確認してみてはいかがでしょうか。